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8月のセレクションツアーから帰国し、最後の高校生活の思い出を友達とつくりながら、
日々、渡米に向けて英語の勉強にも励んでいると思います。
アメリカの各大学野球のコーチと来年の選手の入部交渉をしているのですが、
強豪の大学からも声がかかり始めています。

これは、『日本人選手の能力が認めれらている』という素晴らしいことです!
本日は、野球の能力の以外の部分で、あなたが『コーチから使いたい』という選手であるか
ということに関してお伝えしていきます。


『入部を許可されたんだから、使いたいと思ってるでしょ!』


と思われるのも当然だと思います。確かに、声がかかる時点でコーチの構想の中では、
あなたに期待をしていますし、うちのチームで使えるだろうと思われています。
コーチによっては、『早く連れてきてくれ』や、直接電話がかかってくることさえあります。
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◆あなたが高校の時どうであったか関係ない!
アメリカの大学野球に入部するために、まずコーチから入部の許可をもらい、
部として30名ほどのチームメイトと、3ヶ月で50~60試合のシーズンを戦っていきます。
しかし、そこであなたが試合に出られる、そして活躍できるということは正直わかりません。
渡米をして、入部を許可され、あなたがベンチウォーマーでいるのか、
それとも『コーチから使いたい』という選手であり、常に試合にでて活躍するのか、
あなたはどちらを選びますか?


『高校の時は、人一倍頑張ったけど、レギュラーになれなかった』
『監督に嫌われているから試合に出れなかった』
『これからというときに、怪我をしてしまった』

例え、あなたが高校時代に甲子園に出ていようが、県大会の2回戦で負けていようが、
ベンチにすら入っていなかろうが、正直関係ありません。
あなたの能力を見て、コーチは入部を許可してくれたのですから、
後は、あなたの努力次第でどうにでもなるという事です。

『それは大変でしたね・・』で終わるのか、それともその時味わったことを糧に、
『あなた自身がどう感じ、どう考えて、次にどう活かすか』
があなたがアメリカで活躍するカギになります。
高校の時と同じことやれば、同じ結果になることは言うまでもありません。
コーチにどうしたら使ってもらえるかという事を考えるのではなく、
コーチがあなたを信頼して、
いかに『使いたい』と思ってもらうような選手になれるかが重要になってきます。
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◆求められるのは、あなたが正しい努力ができているか!
正しい努力かどうかは、あなたの考え方次第で大きく変わってきます。
自分は認められていない、期待されていない、試合にすら出られないという状況を嘆くのではなく、

『自分は本当に評価に値する力があるのか?それを補うための努力ができているのか』

という事に意識を向け、認めてもらう努力ができているかが大切です。
海外では、自分一人の時間が多くなると思います。
勉強も友達との遊びも大切ですが、自分一人で考える時間があるときに、
自分に聞いてほしい質問があります。特に、今の状況に満足できないのであればなおさらです。

『自分が本当に評価に値する力を持っているのか?
 持っていないのであれば、どんな練習をして技術を向上させればいいか?』

試合に出られないという事は、例え頑張っていたとしても、自己満足の努力になっているという事です。
こんだけ頑張っているのに!と思う前に、一度冷静に考えてみてください。
たぶん、試合にでているライバルの選手よりも劣っているのではないでしょうか。
コーチは、いたってフラットです。好き嫌いで判断はしません。
あなたが試合で使えるか使えないかで判断します。
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◆正しい努力のスタートは『あなた自身を知ること』!
あなたに、ほかの誰にも負けないものは必ずあると思っています。
その資質が、コーチから見て、試合で使いたいと思わせられるものなのか。
自分と向き合う時間を作り、自分自身に聞いてみてください。
例えば、中学・高校の時、もしくはアメリカの大学に入学して、
チームにとけ込んだ1か月後にやってみてください。
答えは、あなた自身が一番知っているはずです。

どんな環境においても、あなたの考え方次第で、あなたを輝かせることはできます。
あなたには、渡米してから、入部するところを通り越して、
コーチから信頼されて「ぜひ使いたい」という選手を目指し、
試合で活躍して欲しいと心から思っています。

そうなるためには、今からどんな練習をすればいいですか?

あなたの野球留学を全力で応援します!

For the Baseball~すべては野球のために