14週に入りました!
甲子園中止の連絡は、ショックでした。毎年、高校球児が頑張っている姿をみて、この年になっても熱く心が動かされます。2年半の毎日頑張ってきた集大成がなくなったことは非常に残念ですし、すぐに切り替えることは難しいかもしれません。18年前の自分は、この高校野球の悔しさをバネに、アメリカの大学野球と言う舞台で頑張ることができました。高校生活で頑張ってきたことは、この先の長い将来に必ず活きてきます。その目指している将来の姿に向けて、また一歩と踏み出してほしいと切実に願っています。


NSAAアメリカ大学野球留学の返済不要奨学金獲得者の一覧を作成しました。まだ、今年の編入予定の学生たちについては、編入手続きを終えたタイミングで随時アップしていきます!

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*編入実績については、写真をクリック!

さて、今日のテーマですが、「短大(コミカレ)から4年制大学への編入」についてです。アメリカの短大に進んでから、4年制大学へ編入できるか心配という声もありますし、また奨学金つきで編入したい!という声も多くの学生たちからもらっています。

返済不要の奨学金を獲得することで、留学中の経済的な負担を少なくでき、学生がアメリカで頑張っているところを親御さんへアピールできるところでもあります。それを実現する上でも、絶対に抑えておかないといけないポイントをお伝えしていきます。

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短大から4年制大学への編入において大事なことは、シンプルに以下の2つとなります。

①短大での野球面の個人成績
②短大での勉強面の個人成績


「えっこれだけ!?」と思われるかもしれませんが、実際にこの2つのポイントが何より大事になります。短大のコーチ陣は、編入の実績を作り、次の年によい選手をリクルートし、さらにチームを強化していきたいと言う気持ちを持っているため、どのコーチもネットワークづくりに力を入れています。

コーチのネットワークも大事ですが、それ以上に、学生自身が短大の間に『①野球と②勉強の両方で成績』を持っていることがより大事になります。そこで大事になることとして、①の野球と②の勉強に共通することで、短大の間に目に見える成果をだす上で、その2年間で個人能力をいかに成長させれる努力』が大事になります。

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①大学野球の個人成績について
野球の個人成績に関しては、各大学の勝敗でリーグ戦を勝ち上がり、プレイオフに出場したなどのチーム単位でのアピールの部分と、短大での「個人成績」=「あなたは何が武器で、その武器をいかした成績を残しているか」があり、後者のほうが大事になります。

先日、母校の大学野球部のコーチと話す機会がありました。正直、自分が在籍していた時は、そこまで目立ったチームではなかったのですが、ここ5年で一気に力をつけ、NCAA2部リーグの全米1位にランクされるチームとなっていました。2部リーグですが、1部に勝つ実力を兼ね備えており、MLBのドラフトにも上位で指名される選手も輩出しています。コーチとの話しの中で、

「今年においては、野手は打率を残せる足のあるバッター、そして、140kmをアベレージでだせ、三振を取れる変化球を持っているピッチャーがほしい。もちろん、成績を残した場合は、MLBへの道だって案内はできる。」

評価基準には様々な声がありますが、一つ基準と言われるものとして、ピッチャーであれば、強豪の4年制大学(NCAA1部リーグ)になれば、試合を作り(防御率や投球回数)、88~93マイル(140km~150km)ほどがコンスタントにでて、三振が取れる変化球を持っているか。一方、バッターであれば、短大のシーズンを通して、打率で3割以上に、足を活かすバッターであれば、盗塁数と出塁率で、成績を残しているかが大事な指標になります。

各選手の個人データが、毎試合リーグのHP上で更新され、リーグ全体であなたは何位かと言うランキングまででます。この成績と実際の試合でのプレ–動画を合わせ、4年制大学との交渉が始まっていきます。4年制大学のコーチに送る情報で、野球面では「短大での個人成績とプレ–動画」が必須になります。

チームでの勝ち負けも大事ですが、編入においては「個人の持っている負けない武器は何か?補わないといけないところはどこなのか」という分析をして、そこから個人能力をのばす努力をして、野球の成績を残せるかが大事になります。

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②大学での勉強面での成績
野球面に加え、アメリカの大学スポーツ全体で、「文武両道」が求められます。特に、NCAA1部リーグのMLBドラフトで多くの選手を輩出している名門大学になればなるほどです。上位の大学と言えば、日本でも聞く名門大学になります。イメージで言えば、スポーツでプロドラフト候補、勉強でも学年トップみたいな究極の文武両道をやっています。

そのような4年制大学から、短大での野球の活躍が認められ、「ぜひうちの大学にきてくれ!」とコーチから声がかかったとします。実際に、毎年声をかけてもらっていますが、ここで知っておかないといけことで、編入となると勉強面の成績も一緒に求めらるということです。会話の中でも、すぐに勉強の成績一覧を送ってくれと言われるほどです。

以下、各リーグで求められる勉強条件が違います。かけ算なので、どれかがかけてもいけません。
①NCAA1部リーグ:短大の卒業資格×最低必要単位数×GPA(成績)
②NCAA2部リーグ:最低必要単位数×GPA(成績)
③NCAA3部リーグ:最低必要単位数×GPA

*奨学金は1部と2部しか野球面での奨学金はありません。

このNCAAの1部~3部とある中で、返済不要の奨学金を獲得していこうとなると、勉強面でも最低必要単位数とそのクラスでの平均成績が求められ、4年制大学の編入において、気をつける必要があります。もし条件をクリアしていなければ、野球部から声がかかっていても、大学野球リーグの登録ができないため、大学の編入はすることができません。

アメリカの4年制大学の野球は、NCAAやNAIAと言われる全米体育協会に所属し、大学スポーツを通して、社会で活躍できる人材の育成を掲げています。ただスポーツができれば良いと言うわけではなく、勉強面もあわせて大学生活を送る必要があるということを最優先に言っています。1学期に最低12単位以上とらないと、試合に出場できないという厳しいルールもあります。

留学している学生たちは、アメリカ人と一緒に授業を受け、成績を残す必要が求められます。ちなみに、昨年留学をし、1年目を終える頃ですが、平均で3.0以上の勉強の成績を残すことができています。

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「アメリカの大学で野球がしたい」と声をもらいます。ここ最近はさらに増えてきました。その声をもらうたびに、まず留学してからの事実をしっかり伝え、その上で英語の勉強面はどうか、大学野球留学をして文武での生活をやりきることができるかということを見ながら判断をしています。

もし、「アメリカの大学で野球をやっていきたい」や「返済不要の奨学金をもらって、アメリカの大学でプレ–をしたい」という気持ちがあるのであれば、目の前の高校の英語をまず頑張る、渡米前の段階で、TOEFLで45点以上をとるということを目標に、「英語の個人能力をあげていくこと」が必須になります。

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コロナの影響もありますが、今年大学へ野球留学する学生達には、渡米前から英語の学習を一緒にやっています。この英語学習にしても、個人能力を上げることを中心に進めています。今まで野球を中心の生活をしてきた学生であれば、一人で進めるのはやはり難しいです。そこで、仲間と環境を用意し、自分の生活パターンを作りながら、その中で個人能力を上げていくことをやっていきます。

ちょうど半年前に英語クラスをスタートしました。TOEFLで40~80点ほど叩き出す快進撃を示してくれており、あともう一歩のところまで来ています。この英語を乗り越えれるかが、実は留学してからの野球と勉強の大学生活を乗り越えれるかがかかっているくらい大事だと思っています。

昨日の宿題は、600字ほどの英文ライティングの宿題でしたが、内容や文法ミスもだいぶ良くなり、なんとかこなすことができるところまできました。この英語については来週お伝えしていきます。

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最後に、留学して短大の間に頑張って、奨学金付きで4年制大学の編入につなげるために、

「文武で自分の成長につながる努力を継続することができるか」

が大事になります。
コロナの影響で世界が様変わりしていっています。世の中はどう変わっていくのかわかりません。しかし、国という概念がもっと身近になり、より世界を相手にやっていける人材が求められるのではと思います。これは、日本にいるだけでは鍛えることはできません。

野球留学を通して、海外に目を向け、自分の得意な野球という武器を使い、英語で海外の環境の中で生活をしていける生き抜く力を身につけ、様々な人種を相手に英語で仕事をやっていくことができる野球人を目指して頑張ってほしいと強く思っています。それぞれが掲げている成果につなげていけるように、サポートを継続していきます。

コロナに負けずに、自分自身に負けずに、みんな頑張っていこう!

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