連日「16歳の日本人投手がメジャーリーグ球団と契約」という衝撃的なニュースが世間を賑わせています。高校生なら「甲子園を目指す」という”スタンダードな進路”がありますが、近年は「甲子園以外の進路」を選ぶ学生も増えてきました。当社が運営するBBCスカイホークスや、BBCジェッツもその一つ。高校野球連盟には所属せず、高校の通信制度を利用しクラブチームでプレーしながら大学進学やプロ入団を目指す活動内容です。そしてもう一つは、このブログでも紹介している高校野球留学。当社ではアメリカとカナダを中心に展開しています。

「日本とアメリカ(またはカナダ)どっちがレベル高いの?」と頻繁に質問を受けます。対象となる年齢や大会の種類にもよりますが「互角」に近いと思います(*例外としては、U-18世界野球選手権大会の行われる8~9月は、MLBドラフト指名選手は球団のキャンプに合流しているため不参加)。ただ、日本と大きく違うのは「野球を楽しくプレーしている」という事(練習が楽、というわけではありません!)。高校生の段階では勝敗には表れにくい事かもしれませんが、高校卒業後のモチベーションにその差が出ています。高校卒業して「燃え尽き症候群」が多い日本に比べ、アメリカやカナダの選手たちは「もっと野球をやりたい」という気持ちで大学へ進む選手が日本に比べ多い印象です。むしろ「本番はこれからだ!」と意気込みが感じられます。


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現在カナダの高校でプレーするBBC留学生たちも、野球と勉強の両立で大変ではあるものの、心底野球を楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。上下関係の有無や、指導者との距離云々言われますが、それよりも大きな要因として「選手に成功体験を与える文化」が全てだと思います。

例えば、現在カナダの高校ではレギュラーシーズン真っ最中ですが、週末に試合が組まれていなければ、監督たちが民間のトーナメント主催会社に連絡を取り参加登録をします。ここでは普段出場機会に恵まれていない選手を中心に起用し「試合することの楽しみ」や「勝つことの嬉しさ」を経験させているのです。

数多くの大会に参加する分、エントリー費や遠征代がかかるのでサポートする保護者も必死。それでもベンチやスタンドで応援している我が子を見るより、思い切りグランドで走り回っている姿を見れるのはどれほど幸せなことか。

1年生の玖瑠璃(クリス)君が所属するコキトラム・レッズは、先週末は民間のトーナメントに参加し見事優勝!メダルまでもらってご満悦の表情(左から4人目「77」番)。大会の規模に価値を見出すのではなく、指導者はこの年代の選手たちに1つでも多くの「勝った」という成功体験を与えている印象が伺えます。


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北米の学生野球はこういったスタイルです。「甲子園か、海外か」どちらが正しいのかは分かりませんが、一度自分の目で見て、将来の選択肢の一つとして考える価値はあるのではないでしょうか。



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